やまもと

大手IT企業の研究者。 素粒子理論物理学で修士(MSc)を取得後、IT企業にて計算量子化学の分子軌道法シミュレーションのソフトウェア開発に従事。HPC技術者として働きながら、博士課程に進学し、星間分子のシミュレーション研究で物理学博士号(Ph.D.)を授与される。その後、HPC事業の戦略を考えるために、働きながら国内MBAに進学。MBAでは、マーケティングを専攻しつつも、戦略実行のための組織論の重要さを痛感。特に、自分と比較して、同期に楽しく仕事をしている人たちが多く、その違い明らかにすべく組織心理のテクノロジー研究を開始した。自然科学と社会科学とコンピュータ技術とビジネスの境界領域が専門。

white sitting behind counter under television

離職防止を考え直してみた

人材流動性が高い業界では、市場に転職の機会が存在するため、離職を完全に防ぐことはできません。むしろ、離職が起きることを前提とした考え方が必要になるのではないでしょうか。しかし、現在、人事業界で問題視されているのは「離職率 […]

離職防止を考え直してみた Read More »

people walking in market

人的資源と人的資本の考え方の違い

いくつかの記事で人材の歴史的経緯を振り返っていました。 経営において、人間がどう考えられているのかを、主観的なメモとして残しておきたいと思います。 ただし、この記事には、やまもとの思い込みがだいぶ含まれています。 反対意

人的資源と人的資本の考え方の違い Read More »

group of people on a conference room

経営組織論⑤|組織行動論の成り立ち

こんにちは、やまもとです。 最近、「人材版伊藤レポート」(経済産業省)のおかげで、人的資本経営が注目されています。そこで、これまで提唱されたヒトに関する経営理論を振り返っています。 科学的管理法は、経営者と労働者の双方に

経営組織論⑤|組織行動論の成り立ち Read More »

man wearing black cap with eyes closed under cloudy sky

組織行動論④|ハーズバーグの二要因論

ハーズバーグの二要因論は、あまりにも有名なため、あらためて調べる必要はないかと思っていました。 しかし、(1)調査対象が特定の職業に偏っていること、(2)動機づけ要因と衛生要因に分類できない要因が見つかっていること、(3

組織行動論④|ハーズバーグの二要因論 Read More »

photo of woman wearing eyeglasses

組織行動論③|リッカートの組織論

社会学や心理学の調査でアンケートを用いたことがある人なら、「リッカート式」回答方式は聞いたことがあるのではないでしょうか?他にも、現在でも用いられる原因変数・媒介変数・結果変数による調査モデルを提唱しており、リッカートは

組織行動論③|リッカートの組織論 Read More »

triumphant male colleagues holding a cheque

組織行動論②|アージリスの組織論

クリス・アージリス教授(エール大学経営学部)は、1957年に「パーソナリティと組織」、1962年に「対人的能力と組織の有効性」、1964年に「個人と組織の統合」という著書によって、人間関係論の課題を克服するための行動科学

組織行動論②|アージリスの組織論 Read More »

basketball team stacking hands together

組織行動論①|マグレガーのX-Y理論

組織行動論の1つであるマクレガー(1906-1964)のX理論とY理論は、多くの教科書にも掲載されている有名な理論です。大まかには、X理論が人間の性悪説を前提にした「組織には統制管理が必要だ」とする理論なのに対し、Y理論

組織行動論①|マグレガーのX-Y理論 Read More »

group of people standing indoors

経営組織論④|人間関係論の成り立ち

こんにちは、やまもとです。 最近、「伊藤レポート」(経済産業省)のおかげで、人的資本経営が注目されています。そこで、これまで提唱されたヒトに関する経営理論を振り返っています。 科学的管理法では、課業という考え方を用いて不

経営組織論④|人間関係論の成り立ち Read More »